好きな人との距離を縮めたいならパーソナルスペースを意識する!

たとえテリトリーを侵されてもOKな人・NGな人
いつもは気にならないBくん。でも、そのBくんが隣に来たときドキドキしてしまった…。まるで漫画のワンシーンのような光景ですが、あなたも他人が【ある程度の距離まで近づいたとき、意識してしまうゾーン】ってないですか?
たとえば…
- 好きな人が来るとドキドキする距離
- 嫌いな人が来ると避けようとする距離
- 知らない人が来る身構えてしまう距離
私たちって知らず知らずのうちに自分のまわりにゾーンのようなものを作り出しています。だから、そこに人が侵入してくると急に意識してしまう法則があります。これを恋愛心理学では「パーソナルスペース」といいます。
1.日常でも見られるパーソナルスペース
「本当にパーソナルスペースが私たちの恋愛に影響を与えているの?」と懐疑的になっているかもしれません。ですが、じつは私たちは恋愛だけでなく、日ごろから無意識のうちにパーソナルスペースの影響を受けているのです。次の例を見ると、改めて私たちの思考って一定の法則から成り立っていることがわかります。
① 机に私物を置く
会社の机のまわりに、自分の趣味のモノを並べたりしている人がいますよね?あれも自分のスペースを主張している心理が働いているんですね。
② 電車でいちばん端の席に座る
電車で人気のある席は、いちばん端の座席ですよね。これは他の席に比べて、自分のパーソナルスペースの侵害を受けないから多くの人が好むというわけなんです。
③ 相手側にカバンを持つ
たまたま、帰り道が一緒になったあまり親しくない人と横並びで歩いたとき、自然と相手側の手がカバンを持っていませんか?この心理は、相手との心の壁を表しているんです。
このように日常でもパーソナルスペースを持った生活をしています。言葉を変えれば「縄張り意識」のようなものですね。この縄張り意識の中に踏み込むと心理的距離も縮まると言われています。この法則を恋愛にうまく活かしていく法則をいまから紹介していきますね^^ |
2.男女でパーソナルスペースが違う?
男性と女性ではパーソナルスペースが異なります。「だから、きっと彼も私と同じ感覚だろう」と考えて行動してしまうとイタイ目に合ってしまうこともあります。
ちなみに、基本は女性より男性の方がパーソナルスペースは狭い傾向にあるそうです。つまり、自分の領域というのがより狭いのですね。逆に言えば、相手のパーソナルスペースを把握してうまく入り込むことができれば…男性をドキドキさせることが出来ちゃうということです。空間を制することができれば恋愛もまた制することができるというわけなんですね。
3.恋愛におけるパーソナルスペースとは?
では、恋愛におけるパーソナルスペースの説明をします。
先ほど、男性と女性でパーソナルスペースが違うとお話しました。では男女でどのように違うのか?…気になりますよね。じつは、範囲もカタチも大きく異なります。簡単に言えば、女性のパーソナルスペースは自分を基準にして円状に広がっているのに対して、男性は前方に広がっている傾向にあるそうです。
(男性のパーソナルスペース)
男性が持っているパーソナルスペースは、正面が最も広い150cm、左右は100cm、後方は80cmという極端な形になっています。
(女性のパーソナルスペース)
けれど、女性のパーソナルスペースはというと、半径60~70cmの綺麗な円になっているんですね^^
4.パーソナルスペースを理解したアプローチ法!
図を見ただけでも男女のパーソナルスペースは範囲も距離も違うことがわかります。男性は真正面の方に「なわばり」意識が高いです。つまり、自分の目で見える方向に対して極端に縄張り意識があるというわけなんですね。
だからこそ、男性を効果的にドキドキさせたい場合は「異性とテーブルに座るとき、仲良くなりやすい座り位置は?」でも紹介しましたが、真正面から接するよりも横に座る。横よりも向かい側にいる方がより良いということなのです。
とくにカウンター席なら、肩や肘が触れ合うようなカウンター席では、彼の「なわばり」が薄いので、確実に親密になりやすいですよ。
あなたも経験ないですか?
真正面で座ったときはあまり話さなかった彼がカウンターになるとおしゃべりになった。ドライブをしていると、ふだんよりもおしゃべりになった。これって、ただ単に目を合わせずにお話しできるから…。というわけではなくて、パーソナルスペースが大きく影響していたというわけなんですね。
このように恋愛心理学を知っているかどうかで彼へのアプローチの仕方も大きく変わってくると思いますよ^^
5.パーソナルスペースに近づいて…恋人関係に!
人なら誰しも他人に入って欲しくない「ゾーン」というのが存在します。
やはり、人間も動物なので、信頼できる人・モノが入ってくると警戒するようなシステムになっているんですね。逆にいえば、その彼の「ゾーン」に入って嫌悪感をもたれなかったら、恋人になるチャンスがあるということです。
1.密接距離-[近接相](0~15cm) | 相手の体温まで感じられる距離ですよね^^ 家族や恋人しか許されない距離です。 |
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2.密接距離-[遠方相](15~45cm) | 手を少し伸ばせば、異性に触れることができる距離。もちろん、家族や恋人以外が入ると不快な距離です。 |
3.個体距離-[近接相](45~75cm) | いつでも身体に触れられるくらいの距離。信頼できる人しか許されない距離です。恋人と友人の微妙な関係をさします。 |
4.個体距離-[遠方相](75~120cm) | お互いが手を伸ばすと手を結ぶことができる距離。これくらいなら友人でもOKって距離です。 |
5.社会距離-[近接相](120~210cm) | 触ろうとしても触ることができない距離なので、心の距離も離れています。 |
6.社会距離-[遠方相](210~360cm) | 仕事上で接するくらいの距離と考えるとわかりやすいかもしれませんね。 |
7.公衆距離-[近接相](360~750cm) | なんとか1対1での対話が可能な距離。 |
8.公衆距離-[遠方相](750cm以上) | 1対1ではもはや無理。講演や研修会の講師と公衆の方との距離レベルです。 |
ちなみに男性と女性ではパーソナルスペースが異なります。
6.いまの関係を確かめたいとき、どうする?
C絵さんのように、好きな人が「私のこと、どう思ってるの?」と思ったとき、彼のパーソナルスペースに入り込むとわかりやすいです。もし、あなたが「密接距離」である45cm以内に入ることができたら…もう、恋人同然です。
個体距離-[近接相](45cm~75cm)まで大丈夫なら脈あり。もし、そのスペースに入って拒絶するような反応があったら、現時点で、残念ながら脈なしです^^;
まとめ
このように、「好きな人との距離感が微妙…」と考えている人は彼のパーソナルスペースに入り込んで現在のお互いの関係性を確認するのも手ですが、あくまで指標のひとつに過ぎません。
もちろん、個人差がありますし、女性に慣れている男性は、ひょいひょいとパーソナルスペースに入れてくれることでしょう^^;…なので、信じすぎないようにしてくださいね^^;
7.他の恋愛テクニックと合わせると効果が高い!
上目遣いに弱い男性が多いということは知っていますよね?
これを隣に座っている状態でやるよりも、向かい合って立っている状態でやった方がより効果的ということなのです。これらの特徴をうまくつかめば、意中の男性を落とすのにはとても便利です。相手をデートに誘うときも、うまくパーソナルスペースに入り込めるような場所をセレクト出来ますしね。
ただ、その男性の個人の好みもしっかり把握しておかなければいけません。たとえば、いくらロマンチックな気分になるからと言って混雑が大嫌いな男性を、花火大会に誘うのはかえってマイナスです。気遣いとうまく組み合わせてくださいね^^
まとめ!
男性のパーソナルスペースは、女性よりも特徴的なので、同じ感覚でアピールすると失敗してしまうことでしょう。
男性のパーソナルスペースを利用して、ドキッとさせてしまう方法をすれば、より恋愛を有利に働かせることができます。チャレンジしてみましょう^^
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