外国人の彼氏との同棲、あなたはどんなことを想像しますか?
「毎日、甘い言葉を囁かれ、結婚にも近づいているかも!」と想像しているかもしれません。
でも実際は楽しいことばかりではありません。
そもそも一部の外国の方としては「同棲」というのは大したイベントでなかったりします。
日本人としては同棲は結婚への大きな一歩なイメージがありますが、同棲から結婚はせずに子供を作り籍を入れない家庭を築く人たちも少なくありません。
まず、彼が「同棲」をどのように考えているのか?
恋人の延長またはほぼ結婚する気はある婚前のお試しなのか?
探るのも大切です。
「同棲してるんだから…なんとなく将来はすぐきまってるんじゃないの?」と考えるのは危険です。
その後、同棲を決めてから考えなくてはいけないことをいくつか挙げていきます。
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1.文化の違い
まず出てくるのが文化の違い。
それは細かいことから大きなことまであります。
①シャワー
たとえば、シャワーの時間。
日本では夜浴びる方が大半(朝シャワーだけという人もいると思いますが)ですよね。
日本人の約9割の人が夜に入浴するそうです。
しかし、外国人の彼はここがまず違います。
大概の外国人が朝にシャワーを浴びてスッキリしてから出勤します。
なので、私が彼と付き合い始めてはじめに言われたことは「え?シャワー浴びないの?(汚っ)」と心の声まで聞こえました笑
きちんと、日本人は夜シャワーを浴びて綺麗な体のままでベッドに入り、朝は大抵、通勤・通学に1時間以上かかるなんてのは普通だから時間がないと説明してやっと理解してくれました。
今や一緒の家に住むにあたり、一人が夜シャワーでもう一人が朝シャワーなので時間がかぶることなく順調です。
数回、夜に彼がシャワーを浴びて見たこともあるのですが「特別清潔になった気もしない」とのこと…。
たぶん、寒い国なので汗をあまりかかないということもあるのでしょう。
②家事
一方で、すべてが受け入れられる文化なわけではありません。
たとえば家事。
土足文化の国では、掃除機よりフローリングをモップで水拭きする家もあります。
これが、日本で育ってきた私にとっては、結構、信じ難くちょっと苦痛です。
そもそも土足で家の中に入り、その靴のまま1日を過ごす。
軽度な潔癖の私にはありえないことで、家に帰ればスリッパを履くようにしていました。
しかし、これが掃除となると、日本では掃除機と軽く水拭きで良かったものが、海外のフローリングの家だと、デパートで見るようなモップでバケツに溜めた洗剤の入った水で床拭きするのです。
外の靴で何踏んだかわからない靴が通ったフローリングをバケツに入って徐々に汚れていく水を使って水拭き…理解できません。
また、私が住んでいる国では食器の洗い物を食後にしない。
食べ終わった後のお皿は基本放置か水の中につけておいて、翌日の夕飯前に洗うこともしばしば…
…なのでいつも私が食後に一人で食器を洗うことにしています。
もし一方的に家事ばかりやっていて嫌だなと思ったら話し合いが必要です。
外国人の彼と同棲するということは、このような揉め事になりかねない余計なことも文化の違いから生まれます。
2.人間関係
海外で暮らすとなると、家族はもちろん友達とも疎遠になってしまいます。
インターネットの普及で、昔ほど電話代などをかけずに気軽に連絡取れるようになったとはいえど、はやり実際会えないとなると辛いものです。
国によっては時差もあるので、これはどう努力しても変わるものではないので難しいです。
また、家族の中にはまだ外国人との交際や婚前の同棲についても、あまり良いイメージを持っておらず、反対される可能性も考えなければなりません。
イベントへの参加
外国人の彼氏は彼の友人と会う時やほとんどすべてのイベントにパートナーを連れて行きます。
彼の友達との飲むや彼の家族とのイベントや食事会は外せません。
苦手な外国語を使って、どんな時でもネイティブの中に入って会話をすることは面白いことがほとんどですが、正直、簡単なことではありません。
3.仕事とお金のこと
相手の国籍や、どちらの母国もしくはどちらの国でもない国で過ごす場合、収入に差が出てくることもあるでしょう。
たとえば、私は、彼の国についてきたのですが、言語もあまり話せず、事務の経験しかなかったので仕事を探すのが大変でした。
まず、20代後半で経験もないウエイトレスの仕事がやれるのかという問題がありました。
正直、大学を卒業して、そもそも大学時代にあまりアルバイトをしてこなかった私は、ウエイトレスやカフェでの仕事は想像できず、やりたくないと思っていました。
①平等に働く意識が強い
欧米では男女が平等に働く意識が日本よりも強いです。
専業主婦もいるのですが、あまり最近では一般的ではなく共働きが多いです。
初めて私と彼が言い合いになった原因は、今後仕事をするのかどうかでした。
彼としては「専業主婦と結婚する気がない」とのことでしたが、今の私の状態ではフルタイムで働けるビザではなく車の運転もできないので行動範囲が限られてきます。
一時は、一旦帰国して、彼と遠距離恋愛をしてでも、自分のやりたい好きな事務職(正社員)として働くことも考えました。
結局は簡単なハウスキーピングのバイトにとどまり、少しですが収入も得ることができ、日本で支払わなければいけない保険の引き落としのためのお金やお小遣いとして使っています。
将来的にも、なんの資格もない外国人アラサーの私が正社員で退職まで働けるような仕事があるのかなども話し合いましたが、ちゃんとした答えは出ませんでした。
私の場合はたまたま彼がちゃんとした職業に就いている人だったので衣食住の面倒は見てくれていますし、「将来を考えても、なんとかなるだろう」との結論に達しました。
②夫の収入によって変わる
しかし、もし両方とも働かないと生活が保てないという場合であれば、パートナーがどんな仕事につけてどれくらい稼げるかも大きなカギとなってきます。
もし外国人の彼氏が日本に来て生活するとなると、外国人はビザの獲得も大変だし、ビザによっては正社員では働けません。
ビザとどのような仕事につけていくらくらい2人で稼げるかも視野に入れておきましょう。
また、相手が今後どのようにキャリアを重ねていくかも考えましょう。
自分の仕事が好きな人は海外で同じ仕事が同じようにできる確信がないこと、また相手が外国人の場合は相手の職歴が今後どうなるのかも話し合ってあげてください。
4.期限を決める
これは国内で日本人同士でも同棲の鉄則に成るとは思うのですが、期限を決めること。
日本人同士の同棲で同棲は期限を決めるべきっていう鉄則は婚期を伸ばし伸ばしにしないためですよね?
外国人との交際となると、日本人同士の同棲よりもこの話し合いは簡単かもしれません。
なぜならビザがないからです。
日本人の基本の観光ビザは3ヶ月、3ヶ月だけ同棲ともいかなくなると学生ビザやワーキングホリデービザを取ること。
おすすめは、彼にきちんとビザの問題があることを同棲前に再確認し、「このビザが終わる頃に将来のことが考えられなければ、別れることも考えなければならないかも」とはっきり伝えるのも手です。
あなたや彼が万が一別れたことを考えると、やはり長々お互いの母国でない場所で時間を過ごさせるのも考えものです。
残念なことに、職種や業界によっては、若い人しか転職できなかったり、経験が必要だったりする仕事も多いですよね。
特に女性は婚期を逃したくない、仕事もきちんとしたいとなるとやはりダラダラ同棲をするのはおすすめできません。
5.まとめ
いかがでしたでしょうか?
全く違う国の環境で育った人と一緒に住むということはやってみるとそう簡単なことではありません。
日本人同士の「普通」の感覚が通じず、言語が共通でなければお互いが我慢強くコミュニケーションを持つように努力が必要です。
また、違うを受け入れる心の柔軟性とどうしても退けないところは勇気を持って話すことです。
また、考えたくはないのですが別れた後に自分の人生が立て直せるのかも考えましょう。
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