23歳から公立小学校に勤務しはじめたセイラといいます。
小学校は残業の多い職場で、ただ単に児童に勉強を教えるだけではありません。
- 児童の生活全般の見守り
- 友人関係の把握
- トラブルの仲裁
- 様々なニーズを抱えた保護者への対応
- 事務作業に研修
目に見えないところで仕事をしなければいけないことも多く、とにかく多忙でした。
私は、勤務してから3年くらい経過した26、7歳のころ、1日の勤務時間は平均して10時間以上。土日も仕事の持ち帰りは当たり前のようにあり、とにかく体力的にきついものでした。
公立小学校もなかなかのブラックな職業ですね^^
1.過酷な教員の仕事で心がすり減っていく日々
子供好きではじめた教員なので、はじめは目の前にいる子ども達が可愛くて「頑張ろう!」という気持ちはありました。
しかし、教員として経験を持ち、現実がわかってくると、子どもが可愛いだけではやっていけないような様々な状況が重なっていました。
具体的に言うと、
- 授業中の立ち歩き
- 私語
- 粗暴な行動の目立つ児童
が複数在籍するクラスを任されたのです。
まだまだ経験が浅かった私は、同僚や先輩の力も借りて全力を尽くしましたが、なかなかクラスをまとめることが出来ず、日々体力的だけではなく、精神的にも疲弊していきました。
しかも、問題行動の目立つ児童の保護者の中には、学校に対して協力的ではない方も多く、理不尽な要求をしてくる人もいます。
私の精神は、保護者からさらに追い打ちをかけられました。
そんな中で、私を救ってくれたのが、プライベートでは何でも話せる友人がいたこと。友人との会話が私の追いつめられた心を癒してくれました。
けれど、やっぱり教員といえども”ひとりの人”です。
『彼氏がいて週末にでもパーッと遊びに行ったり、恋人特有のイベントが出来れば、きっと仕事のことも一時忘れて、気分も晴れるのになあ。』
などとよく思っていました。
2.消去法でマッチングアプリ
1日の勤務時間は平均して10時間以上で精神的な余裕もなかった私は、休日に婚活パーティーや合コンに出るのは、正直、キツイと感じていました。
当時を思い出せば、消去法だったと思います。
私は、大手のマッチングアプリを利用することにしました。
正直、恋人が欲しい気持ちはありましたが、マッチングアプリでの出会いにも不安はありましたので、少しでも違和感があれば”その男性とのやり取りは行わない”くらいの気持ちで臨みました。
それに、職業柄、できれば失敗したくなかったので”出会えなくてもいい”。
「空いた時間に焦らずにゆっくりとメッセージのやりとりをしよう」と決意しました。
3.重視していたのは写真とプロフィール
マッチングアプリには、本当に多くの男性が登録されていました。
私に「いいね」をくれた男性もいたので、プロフィールなどを見てみたのですが、目にいくのはやはり写真(外見)と自己紹介文ですね。
外見については、やはり「ちょっと一緒に居るのは難しいかな?」という方に関しては遠慮していました。
とくに、たとえ初対面でも、1〜2時間程一緒に食事に行く可能性を考えると清潔感が無さそうな方は難しいです。とくにアプリでの出会いとなると写真からでしか相手の姿が見えないので重視してしまいます。
自己紹介文については、恋活・婚活について相手の熱量を見ていました。
何名かのプロフィールを見ていると、あまりにテンプレートといいますか、適当に書いているような方がいたのですが、そのような場合は「恋活・婚活を真剣に取り組んでいない」と判別してました。
また、自己紹介文以外にも、趣味・興味、休日の過ごし方が表示されますが、自己紹介文で興味を持った男性の場合は読んでいましたが、あまりにも男性が多くてすべては見ていません。やはり、基本はやはり写真とプロフィールですね。
その他にも、文章における語尾の使い方、絵文字の有無、文章が長いか短いか等、人によって特徴が全然違うので、色々な方の自己紹介文を読んでみると面白いかもしれません。
個人的には丁寧に自己紹介文を書かれている方は好印象でした。
4.初めてお会いした男性は残念な結果に
アプリで出会って初めて対面した男性の話です。
年は一つ上で、メッセージのやりとりも気さくな方で楽しくさせていただき、彼の方から誘ってくれたので、勇気を出して会ってみることにしました。
「おしゃれなカフェ知ってます」のメッセージだったので「隠れ家的なカフェなのかな?」と、とても楽しみに待ち合わせ場所に行きました。
チェーンのカフェの前で待ち合わせとなり、そこから移動すると思い込んでいましたが、まさかのそのカフェにて「飲み物買おうか!」と言われ「ここだったのね…」とショックを受けることに。(期待しすぎた私もよくないのですが。)
そして、よく見ると相手の方の服装はトゲトゲのスタッズがついた黒い長財布と黒い靴。
好みととても真逆な方で、メッセージをやりとりしていた爽やかな方はどこへ行ってしまったのかと驚きました。
その後、お話をしていくと、お相手は無職ということが発覚しました。
「コーチングって知っている?今目指しているんだよね。」とのことで、知り合いに紹介してもらって社会人コミュニティーに入り、コーチングにタロット占いの要素を加え、世界で活躍出来る人を目指しているそうです。
結局、このアプリもコーチングの練習のために使っているらしく「彼女作る気ないんだ、ごめんね。」と。
さらに「占い興味ある?」と勧誘のようなことも。
なかなか出会えない人だったので貴重な経験でした。
5.メッセージのやりとりで失敗
1人目の男性と上手くいかず失敗に終わったのですが、しばらくして気になっていた男性とメッセージ交換する機会を得ました。
何度かメッセージを交換していくうちに、ついついこちらから長文メッセージを送付してしまいました。
すでに質問メッセージで反応が悪くなったような気配があったにもかかわらず、(彼は返事が淡白タイプ)残業で疲れていた私は、つい気持ちに任せて送信してしまったんですね。
そこからしばらくして音信普通になりました。
メッセージのやりとりはあまりなれていないので、合わないと思われたのか、別の女性とのやり取りが始まったのかはわかりませんが、私のメッセージが、相手に必死な感じを与えてしまったのかもしれません。
6.私には向いていませんでした
その後も、ときどき男性とメッセージのやりとりをしたりしたのですが、お会いするまでには至りませんでした。
また、不純な動機の方も中には混じっていて、仕事で疲れたときに「下心のあるメッセージ」を受け取るとドッと疲れがきて、だんだん恋活そのもが嫌になって一時休止をしました。
最初から、そのような男性が混じっていることは想定内でしたが、やはり、いきなり「飲みに行こう」「今から会える?」といったメッセージを見せられるのは少しきついものがあります。
私は「マッチングアプリにあまり向いていない。」と感じたのもそのくらいですね。
私に心の余裕がなかったのも原因だと思います。
年齢的に30歳に近くなってきたころ、マッチングアプリをあきらめて結婚相談所に切り替えました。
7.安心感がある
結婚相談所に登録してよかったのが安心感があることです。
プロフィール以外の年収・年齢などの情報に間違いないので、結婚を意識していた私にとって「だまされるのでは?」と心配して活動をしなくてもいいシステムにとても好感を感じました。
また、会員も少ないと思っていたのですが、結婚相談所って加盟している連盟でネットワークが繋がっているんですね。
だから、検索すると会員数は膨大な数になります。
私はそれを知らなかったので、なぜもっと早く結婚相談所に登録しなかったのか後悔したくらいです。
勉強不足に反省しています。
幸い、結婚相談所でいまの夫に出会えたのですが、子供にも恵まれ幸せに暮らしています。
両方を経験を経験した私からすると、マッチングアプリ・結婚相談所にはそれぞれメリットがありますが、結婚相談所は30代・40代中心なので、若いうちはマッチングアプリでじっくりと探していいと思います。
けれど、結婚適齢期になったら、私は、経験上、女性なら特に結婚相談所の方がいいと思います。
この私の経験談が多くの人に役立っていただければ嬉しいです。