【国際結婚】お互いに伝える・理解する気持ちが言葉の壁を超える!

私の知人で、初めて付き合った外国人と数年交際して、国際結婚をした人がいるのですが、彼女は彼と出会ったとき、全く英語が話せませんでした

そんな二人の出会いから現在に至るまでを書きたいと思います。

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1.お互いに一目惚れ

私の知人は日本人女性で、容姿端麗で東京の会社で受付の派遣の仕事をしていました。相手はアメリカ人の彼で横田基地に務める空軍の人だったのです。

そんな二人が出会ったのが友達が主催したバーベキューで、お互いに一目惚れをしてしまったのですが、彼は日本語が全く話せず、彼女は英語がほぼ話せませんでした。

それでも共通の友達に通訳をしてもらって、なんとか彼の方から連絡先を交換したのですが…そこからがまた大変でした。

2.言葉の壁が大きい

デートの誘いなどがあっても、彼女は英語が苦手で、返信をするのにもかなり苦労していました。

私も相談されたことがありますが、辞書を使ったりしながら少しの返信でも時間をかけてやりとりしていたので、なかなか距離が縮まらないようでした。

また彼女はそのアメリカ人の彼と出会う前に、日本人男性と数年交際をしていたのですが、浮気をされた上に「元読者モデルをしていたから(彼女の見た目だけが)好きだった」という捨て台詞を吐かれ、男性不信になりかけていました。

それでも、デートでは、彼女は辞書を片手に、一生懸命、英語を話しながら、覚えようとしていたようです。

私も、当時、アメリカ人の彼と付き合っていて、彼同士が仲良くなったのでダブルデートなどをしていたのですが、本当に会話があまり成り立っていない感じで…

辞書がなかったらジェスチャーなどでコミュニケーションをとるのだろうか?と思っていたほどでした。

3.努力家の彼女

彼の方は日本語を勉強しようという気はなかったようで、彼女の方がかなり努力をしていました。

彼の仕事柄、何か月かおきに離れ離れになってしまうことも多く、言葉の壁もあったので苦労していることも多かったです。

また彼はお酒を飲むのが好きで、飲み始めると酔いつぶれるまで飲んでしまったり、ナンパ目的じゃなくても、だれにでも話しかけるタイプだったので、彼女は最初はそれも理解できずに悩んでいました。

初めて付き合った外国人で、飲み歩いたり誰にでも声をかける彼氏だと心配は尽きないようでした。

じつは何度か浮気に近いことも彼の方がしていたのですが、彼女は言葉の壁や文化の違いなどから浮気には気づかなかったそうです。

誤解が少しずつ解消された

後から聞いた話なのですが、彼も彼女に出会う前は浮気をされたこともあり、女性にあまり真剣に向き合うことができなかったそうです。

でも、彼女に出会って、言葉がわからなくても献身的に自分に尽くしてくれる姿や、自分のことを信じてくれる姿を見て、彼女は特別だと感じるようになったそうです。

彼女は見た目が元モデルだけあって、派手で勘違いされてしまうタイプなのですが、かなりの努力家でもあります。

英語に関しても彼と知り合ったときは、辞書がないとコミュニケーションがとれないほどでしたが、付き合って3年ぐらいでかなり上達していました。

文法などは苦手ですが、自分の気持ちを辞書などを使わなくても伝えられるぐらいの英語力になっていて会うたびに驚かさるほどです。

4.好きな人のためなら変われる

二人とはもう10年以上の付き合いなので、二人の様々なアップダウンも見てきましたが、そのたびに二人の絆が深まっている気がしています。

じつは、いまから6年ほど前に結婚をすることになったときも、彼女は仕事が忙しい彼に変わって入籍の手続きや基地の中での手続きなどをこなしていたり、どんなことも手を抜かずに調べあげる彼女にはいつも尊敬しています。

彼の方はとてもいい人なのですが、どちらかというと本当に切羽詰まらないとやらないタイプで彼女とのケンカの原因も、だいたいは彼のなまけているところやだらしなさが原因でした。

ふたりに訪れた危機と改善したキッカケ

結婚して数年でじつは離婚危機も経験している二人なのですが、その原因が彼のお酒の飲みすぎによるもので、それによって彼が体調を崩したことでした。

体調が悪くなっても飲みすぎるという生活を繰り返していた彼に、彼女の方がさすがに我慢の限界を迎えてしまい、離婚の話まで出たのでした。

離婚の話が出て、やっと事の重大さに気づいた彼は、一年近く禁酒に成功して二人の関係がまた良好になりました。

ルーズなイメージだったり怠け者のイメージだった彼も、二人でマンションを購入したことで新たな責任ができて生活態度や習慣もかなり変わりました。

日本語に関しては挫折したようで、相変わらず話せないようですが、彼女が頑張っているので二人の関係はうまくいっています。

5.言葉の壁は越えられる

出会ってすぐからの二人を知っているので感じるのですが、言葉の壁は確かに大きいですが越えられない壁ではないということを感じます。

私自身も英語を話すことに抵抗があった時期もあり、自分の気持ちをうまく伝えられずにもどかしい経験をしたことが何度もあります。

また私の経験としては、スペイン語圏の人と交際していたことがあり、彼の家族が英語を話せずコミュニケーションがとれずに悩んだ時期もありますが、私も独学でスペイン語を勉強してちょっとした会話のやりとりはできるようになりました。

残念ながら使わなくなってほとんど忘れてしまいましたが、必要に迫られたり本当に伝えたいことがあったら上手じゃなくても外国語を使って相手とどうにかコミュニケーションを取ろうとお互いに努力をするものです。

5-1.伝えようとする努力が大事!

彼女の場合は彼が日本語を全く話せませんが、彼女が間違いだらけの英語で彼や彼の友達に話をしていて他の人がわからなくても彼には伝わっていたということもありました。

私自身もまだ英語がパーフェクトではありませんが、パートナーと付き合いが長く関係が深くなるほど言わなくてもわかってもらえることも増えてきます。

もし今言葉の壁で悩んでいる人がいたら、アドバイスとしてできることは、間違えることを恐れないで知っている単語をつなげるだけでもいいので”相手に伝えようと努力をする”ことです。

海外に住むようになって、色々な国の人とも話す機会があり日本人はまだまだ控えめで意見を言わないというイメージをもたれることが多いです。

恐らく学校で文法などを重点に習って、文法がうまくつながらないと話せないとか間違えたくない気持ちがあるのだと思います。

でも、それで言いたいことも言えずに終わってしまう方がもったいないので、間違えても伝わらなくても、伝えようとする姿勢があれば言葉の壁も乗り越えていけると思います。

5-2.お互いに理解する努力が大事

また外国語は使えば使うほど自信も出てきてスムーズに話せるようになるので、今できなくても自分の努力次第でなんとでもなります。

私は幸運にも主人が日本語に興味があり、できないながらにも知っている言葉は日本語で話そうとしてくれるので、相手に少しでも学びたい意欲があるなら手伝ってあげたり日常のちょっとした会話や簡単なものから教えてあげることもできます。

言葉の壁を感じても本当に一緒にいたいと思う相手だったら、お互いに理解する努力をすることで乗り越えられるので大丈夫です。

知人の経験や自分の経験から自信を持って言えます。

まとめ

相手に本当にわかってほしい、相手も理解しようという気持ちがお互いにあれば言葉の壁を感じたとしてもなんとかなります。

もちろん言葉のニュアンスなどの違いからケンカや誤解が生じることもありますが、そのときはどうして間違えたのかを考えて説明をすることで次はお互いに同じ間違えをしないように心がければいいのです。

また私の知人のように、どうしても困ったときは語学が堪能な友達などに教えてもらったり相談することも効果的です。

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