職場でふと見かけた「電話中のあの人の姿」。
何気ないしぐさの中に、実はその人の“本当の性格”や“心理状態”が隠れているかもしれません。
電話中、人は相手とのやりとりに意識を集中するあまり、無意識に“素の自分”を出してしまいがち。
今回は、そんな電話の受話器の持ち方やしぐさから見える性格タイプを徹底解説します。
「最近、部下が元気がない気がする…」「あの上司、話しやすいけど本心は？」
――そんな疑問にも、ヒントが見つかるかもしれません。
1. 受話器の“下”をしっかり持つタイプ
▶ 仕事熱心でねばり強く、行動力のある実務派
受話器の下の部分をしっかりと握っている人は、話の内容に深く集中している証拠。
とくに次のような細かなしぐさに注目してみましょう：
- 握る手に力が入っているとき：話の内容を一生懸命理解しようと努力中。相手の意見にどう対応すべきか、頭をフル回転させていることが多いです。
- 肩で受話器をはさみながら作業しているとき：複数の業務を同時にこなすことに慣れている「マルチタスク型」タイプ。状況に応じて柔軟に動ける優秀な人材かも。
このタイプの特徴は、粘り強さと実行力。
「ちょっと頼むよ」と軽く振った仕事でも、真面目に丁寧に仕上げてくれる頼もしい存在です。
ただし、熱が入りすぎるあまり“完璧主義”に陥る傾向も。
周囲の人は、時には「肩の力を抜いてもいいんだよ」と伝えてあげるのが効果的です。
2. 受話器の“上”を持つタイプ
▶ 繊細で慎重派、誤解されやすいタイプ
受話器の上のほう（耳に近い位置）を持つ人は、神経質で慎重な性格が見られます。
物事に対して丁寧に向き合う姿勢がある反面、自信のなさや緊張感がにじみ出ていることも。
このタイプは、感情的な対応を非常に苦手とする傾向があり、上司や先輩からの強い言葉には過敏に反応してしまいがち。
▷ こんな対応が効果的
- 部下や後輩がこのタイプなら、叱るよりも対話を意識しましょう。
「〇〇ができなかった理由、教えてくれる？」と冷静に問いかけることで、本人も冷静さを取り戻します。
繊細さは裏返せば「気遣いの才能」。
長く丁寧に育てていくことで、チームの中で欠かせない存在になっていくことも多いです。
3. 受話器の“真ん中”を持つタイプ
▶ 安定感抜群！公平な目線を持つ温和タイプ
受話器の中央部分を自然に持っている人は、心にゆとりがあり、感情に左右されにくいタイプ。
上司やリーダーがこの持ち方をしていたら、非常に信頼できる人物と言えるでしょう。
このタイプは、会話の内容を冷静に受け止め、相手の立場や感情を尊重しながら対応できる“バランス型”。
ただし、「和を重んじる」反面、強く主張することが苦手なケースもあり、会社内の競争では一歩引いてしまう場面も。
▷ 支え役がカギになる
チーム内でこのタイプの上司を支えるためには、周囲の理解とサポートが不可欠。
「〇〇さんなら、こういう時どう考えるかな？」と相談を持ちかけることで、その温厚な人柄がより発揮されます。
4. 両手で受話器を持つタイプ
▶ 慎重すぎる？それとも秘密を隠しているサイン？
両手で受話器を持っている人は、非常に用心深く、責任感が強いタイプ。
大切な話をしているときや、絶対に間違えたくない会話をしているときにこのしぐさがよく見られます。
また、周囲の声や視線を遮断しようとする無意識の行動でもあるため、**「誰にも聞かれたくない話をしている」**というサインでもあります。
▷ 突然の“両手持ち”には要注意！
普段は片手で電話していた人が、急に両手で持ち始めたら、それは心理的な変化の表れかも。
トラブル対応中、不正の疑惑、強いストレスなど、何かを隠している可能性もあります。
心配な場合は、あえて直接問い詰めず、信頼関係を築きながら状況を探るのがベターです。
5. 耳から少し距離を取って受話器を持つタイプ
▶ 自己主張が強く、相手の話を聞くのが苦手？
受話器を耳から少し離して話している人は、自分の話に意識が集中している証拠。
つまり、自己主張が強く、自分のペースを大事にする性格です。
このタイプは、上昇志向が強く、成果主義の傾向があるため、職場ではエネルギッシュな存在になりやすい反面、周囲との調和に欠けることも。
▷ 急にこの持ち方をするようになったら…
「相手の話を聞きたくない」という感情が表れている可能性があります。
例えば、クレーム対応や上司からの厳しい指摘に対し、内心で拒絶反応を起こしているかもしれません。
上司や同僚としては、「どうしてその話に嫌悪感を抱いているのか」に着目してサポートすることで、対話の質がグッと上がるでしょう。
6. メモを取りながら電話するタイプ
▶ 準備万端な几帳面タイプ。ただし…孤立することも？
電話しながらメモをしっかり取る人は、とても真面目で用意周到なタイプ。
話しながら記録を残すのは簡単なことではなく、それを自然にできる人は仕事も丁寧です。
しかし、真面目すぎるがゆえに、周囲から「堅苦しい」と感じられ、人間関係で苦労しやすい一面も。
▷ 柔らかいコミュニケーションを
「仕事は完璧だけど、ちょっと話しかけにくい…」と思われてしまわないよう、意識的に笑顔や雑談を取り入れると良好な関係が築きやすくなります。
また、電話中に「メモ帳を慌てて探している人」は、行き当たりばったりの傾向があるので、サポートや業務の整理が必要になるかもしれません。
7. 無意味な図や文字を書きながら電話するタイプ
▶ イライラのサイン？ 感情が漏れ出ている可能性大！
電話中、意味不明な図形や言葉をノートに書いている人。これは“貧乏ゆすり”と同じで、イライラやストレスの発散行動とされています。
また、ペンで机をトントン叩くような動作も、苛立ちのピークに達している合図。
▷ 感情が爆発する前に対応を
このタイプは、電話が終わった後に突然不機嫌になったり、怒りを表に出したりするケースもあります。
周囲が状況に気づき、一時的に距離をとる、または声をかけることでトラブルを回避できるかもしれません。
🔍 まとめ：電話のしぐさから性格が見える時代！？
電話の持ち方やしぐさには、その人の思考パターン、心理状態、そして仕事スタイルが如実に表れます。
少しの観察で「話しやすい距離感」や「効果的な接し方」が見えてくるはずです。
職場の人間関係をもっと円滑にしたい、部下の本音を知りたい――
そんなあなたは、今日から“電話中のしぐさチェック”を取り入れてみてはいかがでしょうか？
