私は国際結婚をしていますが、親に理解してもらうまでにかなり苦労しました。
特に、父親が外国人との結婚は絶対に反対だったこともあり、縁を切られそうになったこともあります。
そこで、今回は、私が親に紹介して認めてもらうまでの体験談をもとに「【国際結婚】外国人の彼を親に紹介するときに気を付けたいこと7つ」を紹介していきたいと思います。
1.初めから国際結婚は反対
私はオーストラリアにワーキングホリデーで行くことにしたのですが、両親に一番最初にワーキングホリデーのことを話したときに父親から開口一番に言われたことが「外国人の男だけは絶対連れてくるな」ということでした。
じつはワーキングホリデーに行くことを決めた3年ほど前に、一度、アメリカ人の軍人の彼と真剣交際をしていたことがありました。
アメリカ人の彼と婚約をして、両親にも相談をしようとしたのですがそのときに父親に「軍人との結婚は99.9%うまくいかないからやめとけ。俺は絶対に認めない。」と言われたのでした。
そして結局紹介をしようとした数か月後に元婚約者のアメリカ人の彼に浮気をされて、最終的に別れることになったのです。
別れた原因などは父親には話しませんでしたが、別れたことを知ったときに「だからいっただろう」というリアクションでした。
父親の世代で国際結婚というのはあまりなじみもなく、また相手が軍人となると苦労して離婚をしている人が父親のまわりには多かったようです。
2.婚約をしてから父親に告げるまで
ワーキングホリデーと学生を経て、オーストラリアに行ってから3年目でオーストラリア人の彼と婚約をしました。
両親との最初の約束では一年で日本に戻り、再就職をするということでしたがズルズルと期間を延長していたので父親も気づいてはいたようでしたと思います。
ただその事実を認めたくはないというのが本音だったようで、気になっても私に直接彼氏の話題などを聞いてくることはありませんでした。
じつはワーキングホリデーを決断して親に相談したときも、父親は怒ってしばらく口を聞いてくれず実家住まいだった私はかなり気まずい数か月を過ごしたことがありました。
父親に彼のことを伝えるために行ったこと
その経験から、直接目の前で話すと動揺してしまうのではないかと思い、一時帰国をする数か月前に手紙で彼のことや、プロポーズをされたので紹介したいということなど自分の気持ちを手紙にまとめて送りました。
想像はしていましたが、手紙を読んだ父親はやはり怒ったというか裏切られたというような気持ちが強かったようです。
手紙を出した数か月後に実家に帰ったのですが、以前と同じかなり気まずい空気でした。
ただ手紙を送って、父親の中でも少し冷却期間が持てたようで私との話し合いに応じてくれましたが、どんな相手かもわからないのに結婚は認めたくないとのことでした。
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3.家族の仲介
結局その一時帰国期間中は話し合いが全く進まず、彼には会いたくないの一点張りでした。前回アメリカ人の彼を紹介したときのように反対をすれば、私が諦めるのではないかと思っていたようです。
それでも私は諦めきれずに、縁を切られても仕方がないぐらいの気持ちで自分の思いを告げてまたオーストラリアに戻りました。
後から聞いた話ですが、私がオーストラリアに戻ってから、母親や兄弟が必死に父親を説得してくれていたそうです。
私は、元々家族との距離がとても近く、オーストラリアに移住してからも毎日欠かさず電話やメールで近況を報告していたんですね。
母親や兄弟は私の彼の存在もじつは数年前から知っていて、父親に言うタイミングをみんなで相談し合ったりもしていたのです。
両親のどちらか、もしくは兄弟などを味方につけることが大事
家族の中で私を理解して応援してくれる人がいたことがとても大きかったと思います。
私の友達で外国人と結婚をしている人も親に紹介するときに、会いたくないとか会う前から結婚は認めないと言われた人が結構いました。
そういう人達も私のケースと似ていて、兄弟や両親のどちらかを味方につけて説得に協力してもらっていたことで気持ちを変えてくれたという親も多いのです。
4.めげずに気持ちを伝え続ける
自分の家族に理解してもらえないことほど辛いことはありませんが、親も自分の子供が傷つかないように必死に守ろうとしているのだと思います。
私の両親、特に父親も自分が正しいと思ったことは押し通すタイプでしたし、私の進学や就職にもかなり父親の意見で左右されてきたところがありました。
私も留学をする前は親の敷いたレールに従うタイプでしたが、今回の結婚のことはどうしても譲れなかったので反対されてでも結婚するつもりで父親に気持ちを伝えました。
どうして譲れないのか理由も説明しましたし、決意が固いことも伝えました。
5.親の不安も理解する
ただ自分の気持ちを押し通すだけでなく、親がどうして反対なのか?という理由にも寄り添う必要があると思い理由を聞いてみました。
私の親の場合はやはり、遠くに住むことがまず嫌だということと言葉や文化の違いもあって相手と距離が縮まりそうにないということが大きな理由でした。
彼は日本語を勉強していて、簡単な読み書きができたので両親に手紙を書いてもらったり日本語の勉強を継続していることなども伝えました。
また距離については、どうしても日本で結婚生活を続けることが経済的に難しい理由や毎年必ず帰国することなどいくつか条件を提示してなるべく親が不安に思っていることも解決しようと心掛けました。
6.いざ紹介すると歓迎ムード
そして婚約したことを手紙で伝えてから半年かかって、父親も賛成するかはわからないが相手に会うだけ会ってみて考えると言ってくれるところまでたどり着きました。
私の知人の中には数年かかってやっと紹介できたという人もいるので、半年でそこまでたどり着けたのはそんなに長くなかったのかなと思いますが私の中ではとても長く感じた半年でした。
反対されても結婚するつもりではいましたが、やはりなるべく祝福されて結婚したいと思っていました。
紹介する日が近くなって、やはり「会いたくない!」と言われないだろうかなど不安もありましたが、実際に会うとかなり歓迎ムードで思っていたよりも嬉しそうだったのが逆にびっくりして拍子抜けしてしまいました。
親の態度が変わるキッカケは?
彼が上手ではなくても練習した日本語で一生懸命話したことが父親にとってはとてもうれしかったのだそうです。
結局認めてもらい、結婚することになったのですが知人の中では縁を切られたという人もいました。縁を切られてしまった知人に転機が訪れたのは妊娠、出産だったそうです。
いくら反対をしていてもやはり、孫ができると孫はかわいいから会いたいというパターンはやはり多いようですね。
また子供ができなかった人の中でも、旦那さんが必死に日本語を勉強したり手紙を日本語で送り続けたことで親の気持ちが変わったという人もいました。
7.紹介するときに気を付けたいこと
日本人の相手を紹介するよりも理解されにくいことがやはり多いので、最初から理解されなくても仕方ないという気持ちと、反対をもしされたとしても諦めない強い気持ちを持った方がいいと思います。
また悪気なく彼がしてしまうことで親の気分を害してしまうこともあると思うので、最低限のマナーや日本語ができない相手であっても勉強をしようとしているという姿勢を見せることは大切だと思います。
親が相手に会いたくない場合は、少しずつ距離を縮める作戦に出たり兄弟や親の親族などで味方になってくれそうな人に協力をしてもらうことも効果的です。
まとめ
親に紹介をするときは、例え相手が日本人であっても難しいこともあるので外国人の彼ともなるとスムーズにいかないことも多いですが、諦めずに本気であることを伝えて理解してもらう努力をすることが大切だと思います。
相手にも親のことや日本の文化をわかってもらうことで、親も紹介されたときに相手に対して好印象を持ってもらえると思います。
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